*生活感のない部屋だ。
ここに住んでいるのは、もうずっと長いこと、私も含めて″人形だけ″なんだ。
人間に必要なものは前の主人が使っていたものを残しているから、不足はないと思うけれど。
……彼女は人間だったから。◆扉に掛かったネームタグ この部屋は君の自由にするといい。扉に君の名前を書いたタグをかけておいたよ。
このタグには魔法が掛かっているんだ。これを見る度に、少し館の空気が動くようになっているよ。
*やけに使用感のある机がある。
この机は前の主人の……そのまた前の主人のお気に入りだったんだ。*机の上*
◆極東地底の石鏡 過去を映すことが出来る不思議な鏡。
底面に″イベント″と汚い字で落書きされている。
◆整理されたレターボックス 色とりどりの封筒や手紙が入っている。
綺麗な字で″頂き物″と書かれた便箋が乗っている。
◆花柄の紙束 石のタグで仕切られた色とりどりの便箋達。
汚い字で″ログ返信″と書かれたメモがついている。
◆シールが沢山貼られた箱 一番目立つ大きな花柄のシールを見ると、
綺麗な字で″メッセージはこちら″と書かれている。
*古びた机の引き出し*
◆引き出しを開ける 机に備え付けられた三段に分かれた引き出し。
特に重要そうな物は入っていないようだ。
この他に気になる物は見当たらない。
◆調べる