グイーネ「さあ選べ、ゲオルイース!○○とこのゴミ、どちらを殺すか!」

グイーネッ……!
何故こんな事をするんだ!

グイーネ「余計な問答をするつもりはない!選ばないのならば二人とも殺すぞ!」

待てっ!
わかった……少しだけ時間をくれ。

(どうすればいいんだ……魔法が使えない私では、グイーネに不意打ちも出来ない。ここからグイーネまで距離がありすぎる)

(魂式では唱えている間に二人とも殺されるだろう……)

(しかし、私がどう答えようが恐らくグイーネはティアラを殺すだろう。人質にしてはいるが、側近の○○をわざわざ殺す意味がない)

(何か、無いか……?ティアラも助ける方法は……!)

(○○のあの眼は……『俺を信じろ』と言いたげだな)

グイーネ「決まったか?そろそろ答えないとこのゴミと○○が死ぬぞ?」

……ああ、決めた。

(○○、すまない……お前の優しさに甘えてしまって)

私が犠牲に選ぶのは……○○だ
修羅場