なんっで……そんな事を言うの……!
私は死んだんだから、貴方の事は諦めるつもりだったのに……!
貴方がゲオルイースと結ばれれば私は諦められるって思ってたのに……そんな事を言われたら、決心が鈍っちゃうわ……!

……私は、まだ貴方を支えてていいの?
○○の事を想い続けてもいいの……?

《ぎゅっ》

……うんっ、ありがとう……!
でもゲオルイースの事を優先しなさいよ?
私は本当に、たまに夢で話してくれればそれでいいから……


……大丈夫、もう落ち着いたわ。
ところで○○、私へのプロポーズには贈り物とか用意してないの?
ほら、私の好きなお宝とか。

……ふふっ、冗談よ。
でも貴方が持ってるお宝は頂くわね。
……持ってないって?
そんな事はないわ、ここにあるもの。
ほら────

《ちゅっ》

────○○のファーストキス、頂いたわ♪

ふふふ、顔が真っ赤よ○○。
私にもプロポーズしたんだから、キスくらいいいわよね?

ありがとう○○、私を諦めないでくれていて。
……次は、ゲオルイースにその気持ちを伝えてあげてちょうだい。


3日後
プロポーズへの道3