──少しだけ考えた事がある、試練を受けた後に○○が目覚めなかったら…あのままずっと目が覚めていなかったら──

──それを考えただけで、あたしの全身から何かが抜け落ちそうになる──

──きっとそれは、多分生きる気力とか、生きる理由とか、そういうものなんだろうなと思う──

──あたしの家族や、大事な親友達でも埋められないような……それほど大きい穴──

──きっと○○が死んだら、あたしは──


「……やめよ、あいつは生きてるから考えるだけ無駄だ
し」
「さてと……今日は何か依頼あったっけかなぁ」



あたしも皆のこと言えないよなぁ…あーあ、こんなに重い女なんて○○も嫌だよなぁ
銀愛が重馬場