ここにいたのか、○○。今時間は空いているか?
……すまない、少し大事な話があるんだ、出来れば君と話がしたい。二人きりで











⏰⏰⏰



すまないな、改めて呼び出してしまって

………気にしていない?
そうか、そう言ってくれると助かるよ
……ここまで色々な事があったな

神樹様の試練という形で不思議な空間に迷い込んで、そこでは私達とは別の勇者達と出会ったり、未来で何が起こるのかを知ったりな
流石にあの時は動揺したし、これから来るであろう事実に…恐れを抱いてしまった事もあった

だが、君達が教えてくれたんだ、私達の戦いは無意味では無かったんだと、そう君達は教えてくれたんだ
…それだけで救われた気持ちになったよ

だから改めてお礼を言わせて欲しい。ありがとう…○○


ああ、改めて感謝を伝えたかったんだ
…何?二人きりになるのだったから、もっと重要な話かと思った?

これも大事な話だとは思うんだが…○○は何だと思ったんだ?

……成程、告白だと思ったのか



…………………

君は新世紀で生まれた人間だ、そして私はあくまで西暦の人間だ

今は想像できないけど、私だって結婚して子供も産むんだろうな…そうでなければ私の子孫…園子がいるはずも無い。

故に君と婚約関係になってしまったら、園子の存在が無くなってしまうかもしれない
そう考えたら…私には出来なかった

……だけど

私は



君を



誰かに取られるのは……嫌なんだ……!





(ぎゅっ








君以外の子供を産むのは嫌だ、君以外の人を好きになるのは考えたくない!
こんなことを考えたらいけないのに…園子が居なくなってでも君と一緒にいたい…
そんな考えが、頭によぎってしまうんだ!

こんな私が、嫌になる…!私のエゴで、園子の存在が無くなってしまうかもしれないのに!私は園子を軽んじてしまった!!!!

ああ、何度も考えたさ!君と婚約して…君の子供を産めるのなら、どれだけ幸せなのだろうと!

……苦しいんだ……(ぽろっ
胸の奥がチクチクするんだ…(ぽろ…ぽろ……

っ……!

それでも…!

君と…離れたくないんだ…!!

私と……生きて欲しいっ…!!!


本当、か?

私を、選んでくれるのか…?

…………

ありがとう………ありがとう……!(ぎゅっ……

………









【キスは、涙の味がした】
若葉と婚約する