【勇者部は素晴らしい百合ップルの宝庫だ、その中に男なぞフヨウラ!そう思った貴方は彼女達から離れる事を決めた】

いや、そう思ったのは良いのだけれど…何で私にその事を言うのよ…
【こんな事を話せるのは千景しか居ないから!大丈夫、離れてても一緒にオンゲは出来るから!と貴方は力説した】
【ついでにたかしーとの事も応援しているよ!と貴方は千景にサムズアップした】
えぇ……いや、今更百合推しするのはもう手遅れ……あ、行っちゃった……
………大丈夫かしら?○○……
⏰⏰⏰

いやぁ…今日も筆が進む進む!あ、もうちょいイチャイチャしてもいいんよ?ゆーゆとわっしーは!
友奈「イチャ…イチャ?」
美森「もう、私達はそんなに浮ついていないでしょ?」
友奈「そうだよね〜、親友なら普通の事だよ〜♪はい、東郷さんあーん♪」
美森「ありがとう、友奈ちゃん♪」(ぱくっ
園子「ビュォォォォォ!!!」

【てぇてぇ……やはり自分という異物は存在しない方が良いなと思った】

あれ?○○先輩…その手に持っている紙は何ですか?
【そういえば、まだ提出してなかった。これは退部届だよ、と貴方は笑顔で樹に伝えた】
瞬間
全ての
空気が
死んだ

全身が生命の危険を伝えてくる。冷や汗、震え、悪寒
ありとあらゆる身の危険を伝える信号が襲い来る
何故?どうして?この場にはそんなものは存在しないじゃないか
そう自問自答しても、答えなんて分からない、いや…分かりたくない
だって、それをハッキリと感じ取れる存在は……
目 の 前 の 皆 な の だ か ら

…○○君、もしかして誰かに脅されてるの?勇者部から退部しろって……
【そんな事はない、と貴方は言った】

いやいやいや、だったら自分から言わないでしょ?退部するなんて…困ったら相談よ?一人で何もかも背負って抱える必要なんてないんだからね?
【そもそもこれは自分が考えた結果なんだ、と貴方は言った】

……………

まずどうしてそういう結論に至ったのか、聞かせてもらえる?
【流石夏凜だ、この死んだような空気の中的確に救いの手を差し伸べてくれた!貴方は百合の間に挟まりたくないから、ここから……ここから、出ていけぇー!(バナ-ジィ!!!
する事に決めたんだ、と力説した】

んー、確かに○○君の気持ちはよーく分かるよ?間に挟まりたくないってのも…でもね?それをするにはもう○○君の存在は大きすぎるんだよねぇ
それに…よそはよそ、うちはうち…良い言葉だと思わない?
わざわざ離れようとするなら、もっと早く実行するべきだったねぇ?
まぁもう遅いんだけどね
【そう言って園子は退部届をビリビリに破いた!】

【あ、あの……退部届……】

まだ、そんな事を言うの?
【なんと、後ろから美森に抱き着かれた!思いの外力が強いし……幸せな感触で力が抜けていく…】
ねぇ○○君、貴方は私達が困った時、絶望した時、何時でも力になってくれたわ…小学校の時も良く力になってくれたし、記憶を失って足が不自由になった私にも何も言わずに寄り添ってくれて…友奈ちゃんも貴方も、私にとってかけがえの無い存在になったの
記憶を取り戻して、貴方との関係も思い出して…○○君は私にとって……っ
……それでも、私達から離れる気なの?
【もちろっ!?】
ーーもちろん、そう言おうとした瞬間、美森に足払いされてバランスを崩したと思ったら、園子から押し倒されたーー

ごめん、ミノさん…にぼっしー…今だけは黙ってて欲しい。
これから○○君にする事は必要な事だから…私達から離れられないようにするから…だから、二人にとって許せないと思ったとしても、何もしないで…お願い
夏凜「…………好きにしなさいよ、アタシは何も見ないから」
銀「…………それが園子の…ううん、園子達のお願いなら、あたしも何も見なかった事にする」
園子「ありがとう二人共、大好きだよ」
ーーな、何をする気なのだろうか?ふと気が付いたら…皆の目がおかしい事に気が付いた。こ、これは…一体ーー
美森「どうしましょうか」
園子「依存させちゃおう、私達に…どんな手段をとってもいいから」
樹「分かりました…んっ」
ーー惚けていたら、樹に唇を奪われていたーー
ーー初めてとか、そんなのを考えるまでもなくーー
ーーただ、暴力的な快楽と心地良さが、襲ってきたーー

んっ、ふっ、んぅっ(ジュルッ、チュッ、レロォ……
ーー気持ち良い、柔らかい、ドキドキする、凄く可愛い……そんな言葉が浮かんでは消えて…ーー
ぷはぁっ……
ーー気がついたら、目の前の彼女の事しか見えなくなってたーー
……蕩けちゃいましたか?嬉しかったですか?
私は、こんな形で○○先輩とキスするなんて思いませんでした…初めて、だったんですよ?
でも、○○先輩になら…良いです。だって私は○○先輩の事が大好きですから
ーーそう言って天使のように笑いかけてくる彼女を見て、心が奪われたのを感じたーー
ーー何で自分がとか、何でそんな風に見ていたのか…そんな考えが出ては直ぐに消えたーー
ーーだって、彼女が可愛すぎたから。目の前の可憐なる天使を目に焼き付ける事に、脳のリソースが全て回されていくのを感じるーー
ーー見るだけで心が踊った、彼女の体温を感じるだけで何かか込み上げてくる。もう抑えられない、だって……見てるだけで自分がこんな事になるなんてーー
園子「行こっか、わっしー」
美森「そうね」
ーー急に、この世のものとは思えない快楽が襲ってきたーー
ーーなんだ、これは?自分は何をされているんだ?怖い、怖い怖い怖い!!!ーー
ーー怖いのに…目の前の天使から目を逸らせない、逸らすことができないーー
○○先輩、すっごく怖かってます…目を見たら分かります、不安なんですね?
でも、怖がらなくて良いんです、これはとっても良い事だから…不安にならないでください、私を見てください。このまま…ずっと♡
ーー彼女の声が脳に染み渡る、彼女に従うべきだと全身の細胞がそう命令してる気がするーー
これ、見てください…♡
ーーふと、天使がスマホの画面を見せてきた、そこにはウインクをしながら……っ!?こ、これ…♡ーー
○○先輩って、私の歌の練習に付き合ってくれてた時に…激しい動きをしたらそこに視線が動いていたのを感じたんです。
あの時はすっごく恥ずかしかったんですよ?でも、ずっと関わりかあった○○先輩……ううん、○○お兄ちゃんだから、恥ずかしくても我慢出来たの♡
ウインクした時や投げキッスをした時に顔を真っ赤にして照れてる所を見たら…何だか私までドキドキしちゃって♡
ーーこれ、もしかして♡まさか♡ーー
……○○お兄ちゃん、良く覚えていてね?これ…私のお気に入りの
ーーパンツ、だよ♡ーー
っ〜♡♡♡
園子「わわっ!?」
美森「んっ…♡」
ーー自分の中の、何かが、壊れた気がするーー

……♡
○○お兄ちゃん、ちょっと耳を貸して♡
もう、家族が居なくなるのは嫌なの、ずっと一緒にいたいの、だから離れようとしないで?ずっと傍にいて♡(ピチャッ♡
ーーあっ…♡あっ…♡ーー
○○お兄ちゃんがいないと、私駄目なの、○○お兄ちゃんのお願いなら…何度でも、蕩けさせるから…だから、撤回して♡(レロッ♡
ーーする♡撤回する♡ーー
本当?……えへへ、嬉しいなぁ♡(チュッ♡
ーーあはぁっ♡ーー
美森「ねぇ友奈ちゃん、友奈ちゃんも…私達という存在を○○君に刻みましょう?一緒なら大丈夫よ♡」
樹「お姉ちゃんも、一緒にしよう?今の○○お兄ちゃんなら…きっと昔みたいに…ね?」
友奈「そうだね、だって私は…○○君がいないと、駄目になっちゃうから」
風「そうね、もう二度とそういう事を言えないように…してやるわ」
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