そう、アタシは夏凜。三好夏凜よ……アンタの幼なじみのね
この状況から助けに来たの…と言っても、何が起こっているのかの説明から始めないといけないかしら?
【あなたはこの状況を知っている彼女に話を聞く事にした】
そう、それなら言うわ……アンタの周りで一体何が起こっているのか
そして、今まで出会ってきた人間の正体をね
ーー⏰ーー

……まだ誰も彼と接触していないようね…はぁ、どうしてこうなったのか

そんなのアタシが聞きたいわよ!なによ別の次元からアイツに助けられた人間が、アイツを求めてやって来るとか!SFかって話しよ!
芽吹「それを言うなら私達も人の事は言えないわよ…?」
夏凜「そりゃそうだけど!魔法少女とか、天使の輪っかみたいなのがある奴とか、ゲームの装備みたいな服着た奴とか……男はいないわけ!?何でピンポイントで女なのよ!これ以上ややこしくすんなぁ!!」
芽吹「……でも、共通しているのが、私達を足止めしているような立ち回り…本気で戦おうとしている人間は一人もいない。それどころか此方を気遣うような素振りも見せているという事」
夏凜「でも盗るもんは盗るって?上等よ……返り討ちにしてやるわ…!」
芽吹「……少し落ち着きなさいよ」
夏凜「ッ……!……………ふぅ……」
芽吹「焦っても仕方ないわ、今は一刻も早く彼の所へ向かう。その事を考えなさい」
夏凜「言われるまでもないわよ、でも……ありがと」
芽吹「ん」
ーー⏰ーー

説明はこれで終わり…どう?アンタの置かれた状況を理解出来た?
【まさかそんな事を自分がしていたとは、実感が湧かない……】
記憶が無いからよく分からないだろうけど、とりあえずここは危ない事は分かった?
【あなたはその言葉に頷いた】
それじゃあ安全な所に行くから、アタシに着いてきて
【あなたは夏凜について行く事にした】

はいストーップ
【っ!?】
ちょーっと待とっか。どこに連れていくにしてもさー、その場所の事を言ってないのは平等じゃないと思うんだ〜
夏凜「……○○、この女は敵よ」
【敵……?】
???「うへぇ、いきなり敵扱いとはおじさん悲しいよ〜、まぁまぁ、一旦私の話を聞かないー?それから判断する方が良いと思うな〜勿論選ぶのは君だけど…ね」
夏凜「○○、騙されないで。アタシを信じて」
【……これは、重要な選択になりそうだ】
彼女の話を聞く彼女の話を聞かない