ねぇ、覚えてる？初めて会った時のこと
最初は不思議な人だなって思ったんだ…居るだけで周りの人を笑顔にするような、お日様みたいにキラキラしている人だなって。
困っている人を見たら助ける、私に悩み事があったら話を聞いてくれる、私が困っている時に何時も助けてくれる、ヒーローみたいな人。


中学校で再会しても、変わらなかったね…君は君のまま、太陽みたいに眩しくて…暖かかった。

バーテックスが残ってた時も、満開の後遺症が分かった時も、勇者部の皆がバラバラになりそうになった時も、東郷さんが奉火祭をした時も、私が呪われた時も……君が、手を差し伸べてくれた。


「皆は戦わなくていい、その分俺が戦う！」とか言ってたよね、そんなの皆で止めたけど……あの時は、皆の不安をどうにかしようって思ってたのかな？思わず皆で笑っちゃったよ、そんな無茶○○君に出来るわけない！って…


あの後、一人だけ満開をしていたのは…○○君は分かってたのかな？後遺症の事を…
バーテックスが来る度に満開して…感情、右腕、下半身って……嫌だった、見ていられなかったんだよ？
そのちゃんから教えてもらった後も、「皆がもう満開を使わなくて良いくらい、俺がその分背負って行く」って、何も感じていないのに人の事を思えて…何で○○君がこんな目に合うの？って思って……あの時、頭の中がぐちゃぐちゃだった。


東郷さんと風先輩があんな事をした時も、「皆と会わせてくれたこの世界を怨まないで欲しい」ってお願いしたよね？風先輩を止めた後に東郷さんの所に行くなんて…無茶にも程があるよ、でも○○君はやれたんだよ。


東郷さんが居なくなった時も最初に気付いて助けに行って、私が呪われてるって分かったら、大赦の人達の反対を振り切って天の神に挑んだり…滅茶苦茶やったよね？
でも、そのおかげで…今の私達がいるんだよ。


私はね、憧れてたんだ…君に。私達の幸せを考えてくれていたキミ……に……









いやだよぉ……わたしたちのこと、わすれないでよぉ…！
いなくならないでよぉ！！！

なんで、キミが、こんなめにあうの！？わるいこと、なにも、してないのにぃ！！

どうしてなの！？わたしたちばっかり、なんで、こんな…！！

あぁ……ぅぁ……

う"わ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ
"ぁ"っ！！！