(貴方が潜めている部屋の扉越しに
背を向けて座りマークスは静かに耳を傾ける)





(マスターがこんなに辛い思いをしているのに
どうして俺には何も出来ないんだ…


本当は頼って欲しい
すがって欲しい
辛いことも全部共有したい
…でもそれは俺の自分勝手な欲望だ


マスターは知られたくなくて
こんな所で泣いているんだろう


ごめんマスター部屋には入らないから
せめてここに居させてくれ)


膝を抱えて顔を埋め涙を流した