名前:マークス中心
心銃を47回発動した
戴冠する
キーンと三半規管を狂わせる衝撃に
くらりと気を失いそうになるも堪え忍び
縮こまっていた姿勢を崩しそっと顔を上げる。
そこには敵の姿は元より共に戦っていた
貴銃士の姿が誰ひとり見当たらなかった。
(私だけはぐれてしまったのかな…)
困惑する○○をよそに周囲は徐々に
霧が立ち込めはじめる
唯でさえ暗く茂った山奥
霧が濃くなる前に合流しなければ…。
焦る思いを胸にフラフラとした足取りで
歩き始めたその時
地面を踏み締めていたはずの足が空を蹴った。
落ちる…!
大怪我する2