(一瞬赤い目が大きく見開いたかと思うと
直ぐに伏せられた)


……………すまない、マスター

おれ、は……


(閉じたマークスの目にとめどなく涙が流れる)


……………ッ



うわあああああああ!!!




(窓に向かって勢い良く走りただした)
(飛び降りるつもり…!?)



「マークス君!」



「ったく、何やってんだこの馬鹿が!」



(窓から身を乗り出そうとしたマークスを見て十手が駆けつけ、見かねたライク・ツーに首根っこを引っ張りあげられる)



グッ…離せ!
マスターに必要とされないなら俺はもう…!


俺は…きっと知らない内にマスターを傷つけてしまったんだ…それに気付けなかった俺を許せない……!


「お、落ち着けってマークス!マスターも本気で言ったわけじゃないだろ?」


(騒ぎを聞き付けた生徒が群がり結構な騒ぎになってしまった…)

大嫌い