…何だお前?呼び止めておいて黙りこくって
俺はもう行くぞ


「あっ、や、まっ…待ってください…!
少しだけ、お話をさせて欲しくて…」


さっきから何もじもじしてんだ…?
ああ、トイレならそこの角を曲がって右側にあるからそこに行け、それじゃ


「待って!行かないで違います!
そうじゃなくって…すっ、好きですマークスさん!私と…つ、付き合ってくださいっ…!」


は…?いや、無理だ。あんたが何で俺に好意を持ったのか知らねぇが俺はマスターしかし興味無い、他を当たってくれ


「う…私じゃ、ダメなんですか…他の貴銃士に囲まれてチヤホヤされてるあの人より、ずっとマークスさんを見ていたのに…」



…おい、軽々しくマスターを語るなよ



「ひっ…!あ、そ、そんなつもりじゃ…」



じゃあ何だ……あ、マスター!教室にいないと思ったらこんな所に居たのか…!手に持ってるそれは…水やり当番か、俺も手伝うぞ



(マスターを見付けるや否やさっきまでのやり取りは無かった事のようにマークスはにこにこと○○の持っていたジョウロを持ち花壇の方へ歩いていく)


(そんな彼の背と○○の姿を、女子生徒は泣きそうで恨めしそうに見つめた後、走り去って行った)

告白されてる所を目撃する2