(授業なんてもうどうでもいい
マスターの役割なんてもう知らない

マークスさえ傍に居ればそれでいい
二人だけの世界に行きたい)


「………………そう、か」



短く応えた声は少し震えていた。

いつもなら求めれば喜んで受け入れてくれる彼の返事は、即座に肯定するものではなかった。

歯切れの悪さに○○は蟠る感情をぶつけるかの様に、俯き気味に立ち尽くしている彼を半場強引に腕の中に閉じ込めた。


依存する