ーチュン…チュン……
「ん…」(鳥の囀ずりと共に意識がゆっくりと覚醒する。まだ重たい瞼を控えめに開くと、視界には見慣れた自室の天井が見えた。)
(今日は…遊園地に行くんだっけ…
ジョージ達張り切ってたから早く準備しないと…)(仰向けのまま伸びをする。
腕を伸ばすとあることに気付く。)
(なんか腕、伸びた……?)
「じゃない、元に戻ってる…!」(慌てて上半身を起こすが腹部に違和感を感じ、目線を下に向けると、マークスが抱き付いたままスヤスヤと寝息を立てていた。)
(そっか、小さくなってから寝る時も付きっきりだったから…気持ちよく寝てる所悪いけど、起こさなきゃ。)「マークス、起きて。」