ドライゼ先生「こんにちは、○○さん
今日は予防接種のご予約でしたね
マークスくんを診察台にどうぞ」


………ワウ(ブルブル)

(この日が来てしまった…
注射は嫌いだ…あのチクッとするのが…)

ドライゼ先生「…毛並み良し、健康状態は良好ですね。緊張してる様子ですが一瞬で終わるので
飼い主さんの腕の中で安心させてやって下さい」



(ぎゅっと抱き締めると幾分か震えが弱まった)


…ワゥゥ…

(う…マスター……俺、耐えてみせる…!)


ドライゼ先生「…接種を」



エルメ助手「了解」(プスリ)



キャイン!!?

(い゛っっ!!?)



エルメ助手「おっと、落ち着いて
大丈夫、もう終わったからね」



ヒン…ヒンッ……

(今、今あれに刺され…!
うっ…マスター…俺、やり遂げた…よな…)


ドライゼ先生「よしよし、よく頑張った
マークスくん偉いぞ」



…ワゥ゛……

(あんたに褒められても嬉しくない…
マスターがいい…)


ω病院に連れていく