(突如オンボロ寮に駄菓子が大量に届いたので不思議に思っていたら、オルトが「バレンタインプレゼントに兄さんが用意したんだ。びっくりさせちゃったかな」と教えてくれた。
会えたらお礼を言おう……と思っていたら、運良く廊下でばったりと出会した)
ヒッ!
……あ、あ……き、君か……び、びっくりした……。
陽キャの集団とかじゃなくて良かった〜……あ、ご、ごめ、どっかぶつけたりとかしてない?
(心配そうにするイデアに大丈夫であることを伝えて、一緒に駄菓子の件でお礼を言うと、イデアはひゅっ、と喉を鳴らした)
アッ。あー……と、そ、その、拙者のような陰の者が?こんな陽キャ御用達イベントなんかに乗っかって申し訳って感じではあるんだけどさ、ほら、い、一応ね?
…………その、日頃のお礼といいますか……君のことだろうからオシャンなブツは他の誰かから貰うかなと思い……あのような感じに……。
き、気に入らなかったら全然、他の人にあげてもいいし、捨ててもいいし……ほんと、大したもんじゃないですから……じゃ、じゃあ!拙者用事を思い出しましたのでこれで!
(ぼそぼそと言うイデアは視線を泳がせながら一頻り話すと、慌てたように振り返って行ってしまった……)