(可愛らしいハートの形にしたチョコレートを渡すと、ジェイドは一瞬目を丸くしてから嬉しそうに吐息で笑った)
……ふふ。可愛らしい贈り物をありがとうございます。
ハートの形……いいですね。
何だかあなたからの愛情だとか、あなた自身の心を目に見える形にしたみたいだ。
熱で甘く溶ける可愛らしいハート……ふふ。あなたそのものといった感じがします。
……監督生さん。
あなたの手から直々に食べさせてくれませんか?
あなたからの愛が欲しくてたまらない飢えた人魚に、どうか慈悲を。……ね?お願いします。
(そう囁いたジェイドは、こちらの手を恭しく取り上げると、指先に柔く口付けてきた……)