名前:ジェイド・リーチ

海底50万マイル

⋆⸜♡⸝⋆


──さん、監督生さん。
起きてください、監督生さん。
(名前を呼ぶ声と一緒に揺すられて目を開けると、ジェイドが居た)

おはようございます。
勝手に上がってしまってすみません、一応グリムくんからの許しは得たんですけど……少し前に、お下がりで良ければ魔法薬学の参考書を、とお話をしたでしょう。
それを渡そうと思って……そうしたら、あなたが随分とうなされてらっしゃったので、つい起こしてしまいました。
……大丈夫ですか?
(ジェイドはどこか申し訳なさげにしながら、こちらの髪をそっと撫でてきた)