名前:ジェイド・リーチ

海底50万マイル

⋆⸜♡⸝⋆


こんにちは、監督生さん。
(不意に降ってきた声に思わず肩が跳ねた。誰も居ないし見に来ないだろうとここに隠れていたのに、声を掛けられるなんて思っていなかった)

……ああ、驚かせようと思ったわけではないんです。
ただ、……今日はいつもよりあなたと接する機会が少なかったなと思って、探しに来てしまいました。
余計なお世話だというのはわかっています。
誰しも放っておいて欲しい時はありますし……それでも気になってしまって。すみません、僕の勝手なわがままです。

……監督生さんのクラスは確か、魔法解析学でしたよね。僕のクラスは動物言語学です。
ふふ、二人で授業をサボっちゃいましたねえ。でもたまにはいいですよね。
気分じゃねー、ってやつです。ね?
(気を遣っているのか、ジェイドはそれ以上近付いてくることもなく穏やかな声色で話し続けている……)