名前:ジェイド・リーチ

海底50万マイル

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(自由時間後にティアラを受け取るためにリュクスへ向かったものの、どうも事故渋滞に巻き込まれてティアラが間に合わないという。一瞬で空気が冷えてひりつく……。
 リュクスのスタッフが総出で色んなコーディネートを提案するものの、これだというものにならないらしい。そんな中、店内のフィッティングルームでチョコレートを食べていたグリムによるアクシデントが良い方向へ働いたようだった。ヴィルはこちらへ歩み寄ると「これだわ!」と声を上げた)

ティアラを抜きにして今ここから『Beautiful Queen』に相応しいコーディネートを……そう考えるなら確かにこの闇夜の黒は有用!
最高のセットだわ!

(ヴィルのさっきまでの険しい表情が一変した。手を叩いてリュクスのスタッフたちを集めると、残された時間の一秒すら惜しいとでも言うようにこれからどうするかを話始めた。
 リュクスのスタッフたちはそれを聞きながら素早くフィッティングルームのカーテンを回収し、ヴィルの身体に当てて作業に入っていく……)

……て、てっきり、ヴィルにめちゃくちゃ怒られるのかと思ったんだゾ……。
(……グリムは尻尾を足の間に入れてこちらの足元にぴったりとくっついてきた。口元が何やらまだもぐもぐしているのを見たエースたちがため息をついていた)



グリム、口元にチョコついてるよ(ふきふき)