名前:ジェイド・リーチ

海底50万マイル

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(来客を知らせる音がしたので迎えると、マレウスが居た。手には送った招待状を持って)

監督生。お前からの丁重な招待に感謝する。
会場はここで間違いないか?……ふふ。
(寮の扉を大きく開いてどうぞと招くと、マレウスは嬉しそうな様子で寮内へと足を踏み入れた)

招かれた僕が何も用意をしていないというのは些か落ち着かなくてな。
気持ち程度だが、気に入っている氷菓を用意した。
お前も気に入るといいんだが。……それから、これはリリアたちからだ。
(談話室へ移動すると、マレウスは指先を振った。テーブルの上に気に入っているのだという氷菓と、紅茶缶がどこからともなく現れた)

冷たいものばかりではいけないと言ってな。
一緒に暖かい紅茶を用意しよう。
……いい、今回は僕が手ずから淹れてやる。
今日は気分がいいんだ。
(魔法だろうか。にこにこするマレウスの後ろで、寮で使用しているカップたちが踊るように動いている……)