おやおや。
監督生さんは稚魚にでもなってしまったんでしょうか。……ふふ、冗談ですよ。
眠いなら眠ってしまいましょうね。
上手く眠れなくて余計に気分が良くないのかもしれませんが……。
(ジェイドは静かな声でそう言うとこちらのことを優しく抱き寄せてきた)
目を閉じて、僕に合わせてゆっくりと息をして。
……吸って、吐いて……そう、お上手です。
このまま眠ってしまってもきちんと運んで差し上げますから、安心してくださいね。
(まるで子供を寝かしつけるみたいに一定のリズムで優しく背中をとん、とん、と叩かれる。一緒にジェイドの緩やかな心音が聞こえてくる……)