こんにちは、監督生さん。
お食事中失礼します。……このお菓子なんですけど、良かったら貰ってくれませんか?
ああ、対価なんて結構ですよ。僕が扱いに困ってあなたを頼っているんですから。
監督生さんがお嫌いでなければぜひ、受け取っていただけると助かるんですが……ふふ。
ありがとうございます。
お友達とのランチをお邪魔してすみませんでした。では。
(明らかに新品未開封のお高そうなチョコレート菓子を置いてジェイドは立ち去ってしまった。のを、見ていたエースとデュースが不思議そうな顔をして見送る)
……ジェイド先輩さあ、最近何かとお前に食べ物めっちゃ貢いでね?
そうだよな。
廊下で会った時もキャンディとか、チョコレートとかを渡してくるよな……。
その、監督生だけに。
何で?
食べ物やりたくなる顔でもしてんの?
オレは別に食べ物あげよ〜ってなんないけど。
ふな……アイツ、ラウンジでもサービスとか言って食わせてくるんだゾ……。
この間なんてデラックスメンチカツサンドをタダで寄越してきて対価はいらねーって言うし、何考えてんのかわかんなくてこえーんだゾ……。
もしかしたらオレ様と子分を太らせてから食べる気かもしれねえ……!