……え?
(ジェイドは目を丸くして固まった。……かと思えば、数えて三秒くらいしてから、仕切り直すようにゆっくりと瞬きをした)
それは、……そうでしたか。
……その、全然、気付きませんでした。
こうしてたくさんお話をして、あなたと仲のいい先輩ぶっておきながら、あなたの変化一つに気付きすらしないなんて、お恥ずかしい限りで……。
…………え、と……お祝いを、したほうが……いいんでしょうか。
すみません。陸の方がこういう時、どうしているのかを知らなくて。
僕では上手くお祝い出来そうにありませんから、グリムくんやゴーストのみなさんに聞かせてあげたほうがいいかもしれません。
…………。
どうして……。……いえ、何でも。……何でもありません
。(目を細めて話すジェイドは、何だかいつもより落ち着きが無い……)