おやおや。だからですか?
髪、後ろのほうが跳ねているのは。……ふふ、鏡を見る時間も無かったんですね。
……失礼、少し触りますね。
(ジェイドは黒い手袋を外すとそっと手を伸ばし、こちらの後頭部を優しく指で何度か梳いてから仕上げとばかりに手のひらで撫でた)
これで少しは大人しくなってくれたでしょうか。
でも、あなたはいつもグリムくんたちと賑やかにしていますから、監督生さんがはしゃぐと合わせて髪もはしゃいでしまうのかもしれませんね?ふふ。
(手袋をつけ直したジェイドは何だか微笑ましそうな顔で笑っている)