名前:ジェイド・リーチ

海底50万マイル

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(妬いたりするんだろうか……と思って、自分なりに思いつく限りのことを試してみた。ら、不意にリドルの声が聞こえてきた。リドルはジェイドの後を追いながら何か怒っている)

ジェイド!ボクの話を聞いているのかい?
キミの機嫌の良し悪しなんてボクには関係のないことだし好きにすればいいけれど、だからと言って物に当たるのはおやめ!
怪我人が出なかったから良かったものの……。


……リドルさん。
すみません。僕、何だか今日は調子が悪くて、つい。これでも我慢しているほうなんです。……自分の機嫌は自分でとりますから、放っておいてくださいますか?
これ以上つきまとわれるとリドルさんにも手が出てしまいそうなので。
(ジェイドはそれだけ言うと、リドルの言葉を待たずしてさっさとどこかへ行ってしまった。
 一部始終を見ていると、ふと一人残されたリドルと目が合う)

ああ、監督生。……もしかして、聞こえていたかな。なら丁度いい。
キミはジェイドとよく話をしているようだけれど、今日は近寄らないほうがいいだろう。何が気に入らないんだか知らないけれど、随分と荒れていてね……まったく。
もしもがあればすぐにボクのところへおいで。それじゃあね。

(リドルはため息をつくと教科書とノートを抱え直して踵を返した)