……というと……?
(不思議そうな顔をするジェイドに、故郷ではこういう行事がある、と説明した。ジェイドは終始興味深そうに話を聞いて、ふんふん、と頷いた)
なるほど。紙に願いを書いて吊るすと叶う……ですか。
こちらで言うと、星送りが比較的近いでしょうか?
……にしても、年に一度にしか逢うことが許されないだなんて……まあ、話を聞くに、自業自得なのでしょうが。
……僕ならとてもじゃありませんが耐えられそうにないですねえ。
きっと人の目を盗んで、その天の川とやらを泳いでこっそりと逢いに行くかもしれません。ふふ。