名前:ジェイド・リーチ

海底50万マイル

⋆⸜♡⸝⋆


(色んなことが重なり合ったためか、お互いに踏み留まることも出来ずにぶつかった。がち、と鈍い音がする)


……あ、監督生さ、……血が……。
すみません、僕の歯が当たって切ってしまったようで……。
(申し訳なさそうにするジェイドはポケットからハンカチを出してこちらの口元にそっと押し当てた)

…………。不慮の事故ですからあまり気にしないでください。
というのも難しいかもしれませんが……お互いに忘れてしまえば無かったことになりますから。その、本当にすみません……。
……ハンカチは差し上げます。
手間を掛けさせますが、後で捨てておいてください。
(ジェイドは眉尻を力無く下げて重ねてすみません、と言った)