(ほど良い柔らかさと温かさを持つツムを抱きしめていると心地好くて、次第に睡魔が襲ってきた……ツムがどうぞおやすみくださいと言わんばかりに小さな手でぽむぽむと撫でてきて、余計に眠気が増していく……)
……おや。
こんなところで眠ってしまって……風邪をひいてしまいますよ。
まあ、ツムさんがくっついているなら暖かいのかもしれませんが……。
……ツムさん、いくら監督生さんがあなたを気に入って可愛がっているからとしても、身の程は弁えていただかないと……今回は仕方ありません。
監督生さんが起きるまでなら良しとしますが……あまりベタベタとくっつくのはどうかと思います。
どうか、節度ある距離感をお願いしますね、ツムさん。
(……潜めた声で何かを話しているのが途切れ途切れに聞こえる……)