名前:ジェイド・リーチ

海底50万マイル

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(ジェイドに似た姿のツムが一人?で道を歩いている……近付いてみると、ツムはこちらを見上げるなりにっこりと笑って手に擦り寄ってきた。警戒はされていないみたいだ……そっと抱き上げると、ツムはすっかり懐いた様子でオンボロ寮のあるほうを示した。……一緒に行きたいのかな?と呟くと、ツムが小さな身体を使って頷いたので、一日くらいなら……とこっそり連れて帰ることにした。
 オンボロ寮に連れて帰ってすぐにツムを見たグリムちょっと嫌そうな顔をしてはいたけど、今日だけだからな!と言って許してくれた。

 ジェイド似のツムは随分と甲斐甲斐しく掃除などのお手伝いをしてくれて、助かるな……と思っていたら、不意に来客の知らせが聞こえてきた。ドアを開けて迎えると、そこにはジェイドが立っていた)

こんばんは、監督生さん。
突然すみません。……あなたのところに僕に似た、例の……ええ、ツムさんがお邪魔しているようなので、迎えに来ました。
あちこちを探しても見つからず、最終手段として探知魔法を使ったらオンボロ寮を示したので……居ますよね?ツムさん。
まさかあなたがツムさんをこっそり誘拐した……なんて、そんなことはないでしょうし、はぐれたところを保護してくださったんでしょうか?
とにかく、あなたの手を煩わせてしまい申し訳ありません。
すぐに連れて帰りますので、少し上がらせていただいても?
(そう言うジェイドの目は何かを探るみたいに光っている、ように見える……)

今日はこのままここでお預りしますよ