名前:ジェイド・リーチ

海底50万マイル

⋆⸜♡⸝⋆


……おや。
随分と美味しそうなものをお持ちですね。
早く食べてしまわないと、横取りされてしまいますよ。
でなければ、それ、甘い罠だったりします?
(吐息で笑ったジェイドがそっと手を伸ばして、こちらの頬に触れてきた。すり、と柔く撫でた後に指先が顎を捉えて上向かされる)

まあ、あなたがお望みなら僕は喜んで罠にかかりますが。
(鼻先が触れそうなほどに顔を近付けてきたジェイドは、迷うことなくこちらが咥えているチョコレートに食い付いてきて、微かに唇の先が触れ合った。かと思えば、舌を出してチョコレートをこちらの口の中へ押し込んでくる。それと一緒にジェイドの舌もするりと滑り込んできた。
 体温でゆっくりと溶け始めたチョコレートを執拗な仕草で舌に絡められて、甘いんだか、息苦しいんだか、段々わからなくなってくる……。それをジェイドは嬉しそうに目を細めてじい、と見つめてきた)

ん……♡‬
ふ、……チョコレート、あっという間に溶けちゃいましたね。
美味しかったですか?……ふふ。
味がわからなかったというなら、もう一度しましょうか?
いくらでもお付き合いしますよ。
(ジェイドは心底楽しそうに笑って舌なめずりをしてみせた後、親指の先でゆっくりとこちらの唇を撫でた)