……?これを、僕に?
(ぱち、と瞬きをするジェイドに手作りのチョコレートを差し出すと、ジェイドは間もなく目を細めて受け取った)
ありがとうございます。
……手作り?それはそれは……ふふ。
ありがとうございます。大切にいただきますね。
(大切そうに抱えるジェイドに少し歪になってしまったことを伝えると、ジェイドはにっこりと笑ってみせた)
おや。では、これは世界に一つだけのものってことですね。
なら、なおのこと大切に、ゆっくりと味わわなくては。
今日の夜にとっておきの紅茶と一緒に食べることにしましょう。……ふふ。