おや。僕にくださるんですか?ありがとうございます。
大切にいただきますね。
……監督生さんの故郷ではどうだか知りませんが、この日に贈り物をいただけると浮かれてしまいます。
(ご機嫌そうに話すジェイドに手作りであることを添えるように伝えると、色違いの目が僅かに見開かれた)
それは、……その、わざわざ……手作りだなんて、本当に僕が貰ってもいいんでしょうか。
……いえ、今更返せと言われても返しませんけど……。
ありがとうございます、監督生さん。
……もっと気の利いたことの一つでも言えれば良かったんですけど、手作りって聞いたら嬉しくて何を言おうとしていたか、忘れちゃいました。