(ギュ…)
(無言で抱きついてくる彼の頭を撫でて抱き返してやると、首筋に顔を埋めてきた)

(竜胆、だいすきだよ)



……っ

(私の言葉を聞いて、彼はぽろりと涙を零した)
馬鹿だねぇ…どんな人だろうと、竜胆にその人の方がお似合いだと思われようと、一緒に居たい隣を歩きたいって思うのは竜胆だけなのに…本当馬鹿。