つーか…
(ジロリ、とこっちをジト目で睨む竜胆)
オレがいないのに何二人で先に食ってんだ!?兄ちゃん狡ィよ!
蘭「まーまー、そう怒んなって。…ほら、○○さん?」
(蘭がもう1つ残っているモンブランとこっちを交互に見てくる)
(「ごめんね。私が買ってきたモンブラン食べて機嫌直して?」と言いながらフォークに刺したそれを竜胆の口元に持っていく)
…っ! な、なんだよ…まさかこんな「あーん」如きでオレの機嫌が良くなるとでも思ってる?
(食べてくれないの…?)
……っ、
蘭「なーんだ。じゃあオマエが食わねぇなら俺が貰お。
○○さん、こっちにあーんして♡」
!!
(蘭にフォークを向けた瞬間、横から突然竜胆の顔が出てきてモンブランを食べられた)
…(モグモグ)
(どう?竜胆、美味しい?)
……(こくり)
蘭(めんどくせーコイツ)
あ…
(どうしたの?)
いや、兄貴もオレと同じの食べたの?
この…黄色いモンブラン
(うん、そうだけど…それが?)
蘭「……」
…
や、
何でもないわ
○○、もうひと口ちょーだい
(ぱく、と私の持っていたフォークからモンブランを嬉しそうに食べる竜胆。
…一瞬、チラリと見た蘭さんの表情が引きつっていたような…気のせいかな?)