お待たせ!出来たぞ、卵粥!
ほら、美味そうだろ?
(そう言って出されたモノは…
あ、あれ?意外と普通のおかゆだ)
何だよその反応。○○に食わすメシなんだから変なもん作るわけないだろ
(レトルトの卵粥にネギと海苔が乗っかってて美味しそう)
蘭「最初は張り切って色々入れよーとしてたんだけどさ…なんか失敗しそうな気がしたから携帯で作り方調べて結局ブナンな感じにしたんだ。
俺、初めてこんなもん作ったわー。どう?これなら食べられそう?」
(うん!ありがとう二人とも。じゃあ、いただきます)
オレがさっき目一杯フーフーしたから多分そんなに熱くないと思うけど、念のため気をつけて食えよ
蘭(ホントにキモいなコイツ)
(まだほのかに湯気を立てる卵粥をパクリと一口食べると、卵の優しい風味がじんわりと口の中に広がった。
おいしい… 竜胆、蘭さん、このおかゆ美味しいよ!)
マジで!?やった!
蘭「頑張って作った甲斐があったなあ」
うん!あ、○○。オレが食べさせてやろっか?
手動かすのしんどいだろ。ほらほら遠慮しないでスプーンよこせって、食わせてやるから
ハイ、あーん♡
(満面の笑みでスプーンをグイグイと押し付けられるので、私は諦めて口を開けた。蘭さんが眉を寄せて呆れた顔をしている)
オレの作ったもん食べてる○○かーわい♡(甘い声)あーキスしてぇ…(急に低音)
蘭「やめとけ」
(蘭さんに止められなかったら多分今ごろされてた気がする。今日竜胆についてきてくれてありがとう…)
薬飲まなきゃいけないから1