は?何言ってんの
背中だけ流して終わり、なんてつまんねーじゃん

俺らの仲だろ?全身、隅から隅まで丁寧に洗ってやるから安心しろよ♡

(そう言って蘭がボディーソープのボトルに手をかけたら…
ガタン!と急に大きい音が側で聞こえた)






…。

蘭「…何だよ竜胆、でけえ音出すなって。風呂場だから響くだろ?」

兄貴、オレもう出ていい?

蘭「は?」

先出るわ

(浴室のドアを少し乱暴に開けて、大きな足音を立てながら本当に出て行ってしまった
その様子を蘭と二人でポカンとしながら見ていると、しばらくしてからため息が聞こえた)

蘭「あー…やりすぎたか?いちいち反応が面白くて加減すんの忘れた
つかアイツ、まだどこも洗ってねーのに出て行くって…

○○さん、悪いけどあのガキ連れ戻してきてくれる?俺が行くより効果あると思うからさ
さっきのは俺の行き過ぎた冗談だって、ホントに体洗うつもりはなかったって言っといてー」
背中流してくれるだけでいいよー