(…)

(二人と別れてから、その辺の屋台を適当に見て回ってたけど…「ね、そろそろ花火始まるよ!見に行こ!」と友達同士ではしゃぐ女の子たちの声を聞いて、項垂れた。

…花火かぁ。元々三人で見るつもりだったから蘭さんと竜胆と別れた今、一人で見に行くのもなぁ。

どうしても花火を見る気分にはなれず、だったらもう帰ろうかなと思い、とぼとぼ歩いて会場を出る。はぁ、と重いため息が自然とこぼれ落ちた)


知らない女の子たちが近づいてくる3