へへへ…
(愛しの○○(にいづまのすがた)を想像しながらニヤニヤする竜胆)
おい
竜「うわっ!?あ、あ、あ、兄貴!?」
(急にヌッと横から兄の顔が出てきて竜胆は飛び上がり、ソファから落ちかけた)
兄貴だけど?
つかテメェさっきから何ニヤついてんの。気持ち悪ィんだよ、退け
(ゲシゲシ蹴られる。本当にウチの兄は足癖が悪い…と思いながら、竜胆はあるモノに気づく)
竜「…あれ?それ何持ってんの?」
コロコロ
竜「いやそれは見たら分かるんだけど…なんで兄貴がそんなもん、」
テメエの目は節穴か?コラ
竜「へ?」
今、○○さん何してるように見える?
竜「え、それは……掃除?」
そーだな。で、テメエはそこで何やってんの
竜「…えっと、」
俺がさっき起きたら○○さん汗だくになりながらゴミ片付けたり風呂掃除したりしてたんだけど
で、リビングのソファにはなんか知らねえけどニヤつきながら彼女を見るクソバカ弟が座っててさぁ
竜「…」
○○さんに「何か出来ることない?」って聞いたらさっき竜胆がソファでポテチ食べてたからコロコロかけてきて、ってコレ渡されたんだわ
なぁ。ここ、どこだと思う?誰の家か分かってるか?
竜「…オレ、たちの家、です」
そーだな。ならなんで他人の○○さんが一生懸命掃除してオマエはそれ見ながら能天気に座ってんの?
家政婦じゃねーんだぞボケ。燃えるゴミと一緒に出されてえのか
竜「スミマセンでした!!!」
(物凄い速さでソファから下りて床に頭を叩きつける勢いで土下座する竜胆)
俺に土下座してる暇があったらさっさと彼女の手伝いしてこい。手伝いっつーか俺らの家だからフツー逆なんだけどな
竜「ハイ!!!」
(○○〜!!オレも手伝う!!と元気よく彼女の元に走って行った弟を見てため息をつく蘭)
ホントしょーがねーガキだな…