お待たせ。じゃ、拭くから脱いで
あ、脱がせてやろうか?
(だ、大丈夫。自分で脱げる…)
(たまに出るセクハラモードと違って、蘭さんはすごく真面目な顔で言ってくれたけどそれが逆に恥ずかしくて断ってしまった。
汗で湿った気持ち悪いパジャマを脱ぐと、体がひんやりしてブルッと震えた。
胸を隠して蘭さんをチラ見すると「ん、じゃあ拭いていくから」と柔らかく微笑んでくれた)
竜「にーちゃん、後でオレも…」
ダメ。お前にやらせたら○○さんに何するか分かんねえ
竜「うわヒッデ!弟のことが信じられねえってのか!?」
今はな
(竜胆と会話しながら私の背中を拭いてくれる蘭さん。
…気持ちいいな。体のベタベタがなくなっていく)
気持ちいい?良かった
人の看病なんてしたことない、こんな俺でも役に立ててんのが嬉しい
…まー、そう感じんのも相手が○○さんだからだけどさ
はい、こっちは終わり。どうする?前のほうは自分でやる?
(「うん、そうしようかな」と答えてタオルを受け取る)
(蘭さん、ありがとうね。おかげでサッパリしたよ)
どういたしまして。俺に出来ることなら何でもやるから言ってね
(そう言って彼はふわりと微笑んだ)
竜「あ…○○、前のほう拭きづらかったらオレが…」
竜胆、ハウス
竜「一人で六本木帰れってコト!?」