(…唇に来ると思っていたそれは、おでこにやってきた。
何故か穏やかそうな表情の竜胆が私から離れる)
ン、これでお終い
オレはすげー満足したけど、お前は?
(最後が予想外すぎて何も言えずに瞬きを繰り返す私を見て、ちょっと不満げになる竜胆)
何だよ。あれだけやったのに伝わってねえの?
オレの愛ってやつ
それとも足りない?まだ欲しかった?
(ニヤリと笑みを浮かべて私の顔を覗き込む…が、すぐに離れていった。
竜胆は顔を逸らして、小さく呟く)
また今度な
お前がまだ足りないって言うんだったら、これ以上を求めてくるんだったら…
……その時は何だって、いくらでもくれてやるから