おい、ふざけんなよ
(急に竜胆が怒り始めた。
私は何が何だか分からず、彼の頭を撫でていた手を中途半端に上げたままポカンとするしかなかった。
えっと、何が…?)
何がじゃねえよ
テメェ今の自分の発言覚えてねえのかコラ
(今の、はつげん。
…もしかして、彼の頭をいつも通り撫でながら「よちよち」って言ったことだろうか。
さっきまでのことを思い出しながら彼を見ると……顔が、めっちゃくちゃ怒っている。
怖い。青筋を浮かべて完全に切れている)
思い出したか?あ?
お前はいつもそうやってオレをガキ扱いして、よちよちとかバカにしたような言葉使って……人をナメんのも大概にしろや
(ずいっと顔を近づけ、下から睨み上げるように覗いてくる。
どうしていいか分からず目を泳がせると、彼は苛立ったように舌打ちをした)
あーそうかよ。だったらもういいよ
てめえがいつまでもオレを赤ん坊みてーに扱うなら、こっちも望むところだ
(そう言って、思い切り服を捲られた。
こっちが目を見開いて驚いてる間にブラジャーまで上げられてしまい、自分の乳房がまろび出る。
嫌、と声を出したら「ああ悪い。ちゃんと外さねえと苦しいもんな」と的外れなことを言ってブラのホックを外した)
赤ん坊は赤ん坊らしく、よちよちって頭撫でられながら乳吸わねえとなぁ?
(そう言ってすぐに乳房の突起を乳輪ごと咥えられ、ヂュゥと音を立てて吸われる。
目の前の有り得ない光景と突然の刺激に私はテンパりながら悲鳴のような声を上げた。
彼はそんな私を完全に無視し、乳首をちゅうちゅう吸い続けている。
時々、舌の先端で押し潰されたり軽く歯を立てられたりしてひたすら乳首に刺激を与えられる。
最初はあまりにも突然すぎる出来事に快感どころか違和感と恐怖しかなかったけど、彼の温かい舌に延々と責められていたら次第に声が甘く艶かしいものに変わっていった。
力も入らず、くたりとする私を見て竜胆はやっと顔を上げた。
自分の唇を軽く舐めて、私を見下ろしながら目を細める)
硬くなってる
(にやりと笑いながら指先で確かめるように、チョン、とつつかれた)
オレに散々吸われて真っ赤だし、乳輪もなんか腫れてね?ははっ、面白え
(面白いと言う割には目が笑っていない。
ふうふう息を荒げる私を見て「で、さぁ。いつ出すの?」と冷たい声を投げかけてくる。
……出す?)
女の乳から出るもんっつったら母乳しかねーだろ
オレ、吸いながらずーっと待ってたのに全然出ねえんだもん
さっさと赤ん坊にミルク飲ませろよ、ほら
(少し強めに乳首を捻られて、鋭い叫びが上がる。
「はーやーく」と怠そうに言いながらキュッ、キュッと強弱をつけて摘ままれると、自分の口からひっきりなしに喘ぎ声が漏れた。
胸の刺激に合わせてお腹の奥が疼いてくる)
エロい声ばっか出て母乳のほうは全然だなぁ
…もしかして、イッてないからか?
お前のことイかせたら出てくんのかも
なんか男の射精みたいでウケるな
(乾いた笑みを浮かべて彼は再び私の胸元に顔を埋めてきた。
乳頭への責めがさっきよりも激しいものになっている。
甘噛みされながら舌で乳首を転がされて思わず仰け反る。これまでで一番強い快感に涙まで浮かんできた。
彼の名前を呼んで、やめてと必死に訴えても「何言ってっか分かんねーよ。オレ赤ちゃんだから」とだけ返されて終わる。
このままでは本当にイッてしまう。
母乳なんて出るはずないのに。
りんどう、りんどう、と舌足らずに名前を連呼すると彼は眉を寄せ、乳首から口を離して苛立ったように声を上げた)
あーもうッ
お前エロすぎマジで。チンコ勃ちすぎていってえ
(はぁあ、と深いため息を落としてからすぐに乳首を咥え直した。
さっさとイけよと小さく呟かれたような気がするが、煮立った頭ではろくに考えられなかった。
舌でこねくり回され、指で絶妙な力加減で摘ままれ、私はあっという間に限界に達する。
大きく喘ぎながら絶頂を迎えた、その瞬間…)
おっ、出た♡
(!?)
(乳首から謎の液体がピュピュッと勢いよく飛び出してきた。白濁したそれは見た感じ、母乳というもので…)
(そんな、嘘。まさか。
出産なんてしてないのに、どうしてーー)
(竜胆は待ってましたとばかりに母乳らしき液体を飲んでいく。
その間も舌や唇で乳首を刺激されて、絶頂後の敏感になっている体に追い討ちをかけられる。
しかしすぐに顔を上げて、不満げな表情をする)
何だよ。たったこれだけ?
まだ全然腹一杯になってねえんだけど
(どうやら出てきた母乳の量はそんなに多くなかったようで、すぐに飲み終わってしまったみたいだ)
しょうがねえなー
なら満足するまで出させっかァ
(そう言って服を下ろそうとしていた私の腕を止め、再び胸元に顔を埋めた。
絶望感に襲われる私に、彼は「オレが腹一杯なるまで何回イくか数えといてやるよ」と悪い笑みを浮かべた)
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