突然じゃねえよ。…突然なんかじゃねえだろ!
(ドンッ!と近くの壁を叩き、怒りの形相で私を見る竜胆)
お前が今までオレに何してきたか、覚えてない訳じゃねえだろ!?あぁ!?
ガキ扱いされること自体はまだいいよ!○○に撫でてもらったり甘やかされたりしたらむず痒いけど、ちょっと恥ずかしいけど、それでも嬉しいって気持ちは正直あったから!
でも…でもさ、それを自覚してないのってどうなんだよ!!
突然どうしたの、って…オレが今日までお前にガキ扱いされることを何とも思わないまま過ごしていたと思っていたのか!?
ふざけんな!!ふざけんなよ!!
(怒鳴りながら、ボロボロと決壊したように涙を溢す竜胆)
オレだって、オレだってなぁ…!
こんなだけど…普段から滅茶苦茶やって、とても真っ当な人間て言える奴じゃねえけど、それでも!
…
…傷つくんだよ…
お前の一挙一動で嬉しくなったり、悲しくなったり、胸糞悪くなったりするんだ…
○○に冗談でも嫌いって言われると、目の前が真っ暗になって息がうまく出来なくなるくらい絶望する
そんなオレの気持ちがお前に分かるか?
(床に崩れ落ち、項垂れる竜胆)
もうたくさんだ
こんな思いをするなら、もうお前なんか…
…
……って、何度も何度も、数えきれないくらい考えてきたのに
どうしてだろうな。どうしても、無理なんだ
だから苦しいんだ。だからつらいんだよ…
ごめんね…甘やかしたかっただけなの…君は大人びてるけどまだ子供だったね…ごめん