…っはぁ… すげ、良かった…
(ベシッッ!)痛って!!
あっ…何?兄貴?
蘭「抜け」
は?
蘭「いつまで入れてんだ!さっさと抜け!」
え……
あッ!?○○っ…ごめん!!
(竜胆が慌てて私の口から萎えた陰茎を抜く)
蘭「この馬鹿。惚れてる女相手にいきなりイラマ始める奴があるかよ。見てるこっちが驚いたっつーの」
○○さん大丈夫?って顔真っ赤じゃねえか
あーあ…髪も顔も汗でグチャグチャ。可哀想に
(蘭が私の乱れた前髪を整える)
竜「ほんっっっとゴメン!!マジでゴメン!!お前の口の中死ぬほど気持ち良くて一回じゃ止まんなかっ…あいて!」
彼女のせいにすんな
竜「いや○○のせいにしてるわけでは…!」
しかも…
(蘭が屈み、私の側の何かを拾い上げる)
髪飾りまで取れてんじゃねーか!
竜「あっ…」
あっ、じゃねえよ!俺の(名前の)髪飾りだぞ?
ふざけんなタコ!猿みてぇに腰振りやがって!
竜「(タコ…猿…どっち…?)ほんとうに…スミマセンでした…」
○○さんちょっと動かないでね。俺付けてあげるから
(そう言われ、じっとしていると蘭が髪飾りを付け直してくれた。
ふわりと微笑んで「うん、可愛い」と言ってくれる)
○○…ホントごめん
苦しかった?よな?
(ごめん…と謝りながら私の頬に手を添えてくる)
マジで最低だ…無意識とは言え好きな女相手にイラマなんて…
いや無意識だから尚更ヤバいか。オレ、クソ野郎じゃん…
(「クソでカスでゲスだな。三拍子揃った」という蘭の言葉に俯く竜胆)
○○…オレのこと嫌いになった?
オレ、お前に嫌われると生きていけねぇよ…お願い、嫌いにならないで
もう二度としないから…ごめんなさい…ごめんなさい…!
(泣いてこそいないが、苦しそうな顔で何度も謝罪する竜胆)
…嫌いになってないよ。ちょっとビックリしたけど、大丈夫