ここら辺でいいか…
(蘭が私たちを連れて歩き、まるで人気のない場所までやってきた。振り返って弟を見る)
竜胆、まだ収まんねぇか?
竜「…(無言で頷く)」
だろうな。それどころかさっきよりデカくなってんじゃん
っとに、しょうがねえ奴… ○○さん
(急に名前を呼ばれて、蘭のほうを見る)
見ての通りコイツ、ガン勃ちしてどーしようもねえみてえだから手か口どっちでもいいから使って射精させてやってくんない?
(!?)
竜「ちょっ…兄貴!」
何だよ。一人でするより誰かに抜いてもらったほうが早いだろ
それとも兄ちゃんにやってほしいか?あ?
竜「ぜってーヤダ!!!」
だろ。つか声でけぇよ、人来んだろ
竜「…っ」
(竜胆が潤んだ目でこっちを見て「○○…」と物欲しげに名前を呼んでくる)
安心しろよ。万が一誰か来ても俺が見張っててやる
ほら、さっさとしろ。今のお前なら彼女に扱かれたらソッコーで出せんだろ?
(蘭が竜胆の肩を叩き、催促する)
○○… いい?
(熱の込もった瞳で見つめられ、彼の雰囲気に飲まれてつい頷いてしまった。
すぐ側の木の下に移動し、竜胆が木と向き合うようにして立ち、私がその間にしゃがみ込む。
彼の浴衣の前を少し開けると、暗がりでも下着を押し上げて窮屈そうにしているのが分かった。
恐る恐る下着を下ろす。…パンパンに膨れ上がった陰茎が目の前に現れた)
口でやってくれたほうが早くイけると思うから…嫌じゃなければ、お願い
(震える声で呟くように言われ「分かった」と返事をする。
両手で支えるように竿の部分に添える。ずっしりと存在感のあるソレは触れると熱かった。
手始めに亀頭に軽く口付けする。竜胆が息を漏らした。
軽く抜きながらペロペロ先っぽを舐めると先走りが次から次へと出てくる。…しょっぱい。
乱れた呼吸が上から聞こえる。ぽたり、と彼の流した額の汗が私の手に垂れてきた。
この暑さと竜胆の体温のせいでこっちも汗が出てくる)
ハ…ッ、はぁッ…!○○…ッ!
(心底気持ちよさそうに、ぶるりと腰を震わせると竜胆は私の頭に手を置いた。もう片方は自分の口を押さえ、声を出来るだけ漏らさないようにしている。
竿の部分をねっとり舐めながらカリ首を擦ったり睾丸を柔く揉んだりすると、竜胆は前屈みになって私の頭に置く手に力がこもった)
○○…ッ、咥え、て…!
(息も絶え絶えに言う。彼の言葉に大人しく従ってぱくりと先っぽを丸ごと咥え込んだら「ぅあっ!」と悲鳴のような声が上がった。相当気持ちいいらしい。
……その瞬間だった)
「あれ?誰かいる」
「ホントだ」
(若い男女の声が聞こえてきて、急に頭がスッとする。誰か来た!
竜胆は聞こえてるのか聞こえてないのか、さっきと変わらず短く息を漏らしながら快感に喘いでいる)
(蘭さん…!)