…あー…まぁ大丈夫じゃね?多分
オレなら兎も角、食ったのが○○だったら許してくれるよ
でもあのモンブラン美味かったろ?
兄貴のお気に入りなんだよね。だからまた買いに行かないと…
蘭「オイりんどー。俺のモンブランねぇんだけど」
あっ、兄貴だ
ほら、○○。正直に話してこい
(竜胆の部屋をノックする蘭に直接謝ろうと、恐る恐るドアを開ける)
…あ、○○さん。なんだ来てたの
なぁ竜胆もそこにいんだろ?アイツに話あるから呼んできて
(あ、あのね蘭さん…そのモンブランなんだけど…)
うん?
(…竜胆くんじゃなくて私が食べちゃったの。ごめんなさい)
…へえ?○○さんが?
アンタが勝手に人のもん食うなんて珍しいな。普段はそんなことしないじゃん?
(あんまり美味しそうで、つい…)
…フーン…
美味しかった?
(え?あ、うん。すごく)
そ。なら良かった
りんどー。ちょっと○○さん借りるぞ
(部屋を覗き込んでそう言うと竜胆は「ハァ?」と不機嫌な顔になった)
大丈夫。変なことしねぇよ
すぐ返すから
ほら、こっちおいで
(私の腕を引き、リビングまで移動する蘭。
「座って」と私をソファに座らせ、自分も隣に腰を下ろす)
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