あらら、大丈夫?
竜「ちょっと静かなとこ行くか。○○、こっち付いてきて」
歩ける?運んでやろうか
(大丈夫…と弱々しく答えて、縁日から少し離れた場所にあるベンチに三人で座る。
竜胆に背中を撫でられ、すぐ側の自販機で蘭が水を買ってくれた。キャップを外してから渡してくれる)
ほら、水
竜「あんまり具合悪かったら帰ろうな。花火は別にここのじゃなくても他んとこで見れるから、また今度来ようぜ」
そーだな。何なら俺らの家からでも見えるかもしれないし、無理することねえよ
(ありがとう…二人ともごめんね)
竜「なんで謝るの?謝ることねえよ。お前悪くないじゃん」
俺らの今日の目的は花火とか祭りっつーより○○さんの浴衣姿を見ることだから、それ達成できて満足だし?
竜「そーそー。○○の可愛いカッコ見れただけでもう充分。むしろ人混み苦手なのにここまでオレらと来てくれてありがと」
(竜胆に微笑みかけられ、蘭には手をぎゅっと握られた)
人混みに酔った…