「ふっ♡ ンッ……ちゅ、んん……♡」
「んゥウ……!! んんん……ッ!!」
「おい待て待て待て。ストップ」
蘭さんが私たちの間に入って竜胆を引き剥がす。
「何だよ!」
「何だよじゃねえよ。○○殺す気か?」
「はぁ?」
「お前のキスで溺れそうになってたぞ」
「えっ♡」
「(気持ちはわかるけど)嬉しそうな顔すんな。……お前、一旦シコって落ち着け」
「は!? いや落ち着いてっし!」
「そうは見えねーから言ってんだよ。このまま続けたらお前がっつき過ぎて絶対○○に痛い思いさせる」
「! ……そんな、」
「そんなことしないって言えるか? 興奮しすぎてガシマンしたり濡れてもいねえのに無理やり突っ込んだりしないって○○の目ぇ見て言えるか?」
竜胆は無言で俯く。
「んな乱暴な男、嫌いになるもんなぁ? ○○?」
「うん」
「……!! わかった!! 抜く!! 一旦抜いて冷静になるから嫌いにならないで!!」
私の肩を掴んで血走った目で必死に頼んでくる。わ、わかったから。怖いってその顔。
竜胆が離れた後、小声で蘭さんに「ありがとう」と耳打ちすると「弟の責任は兄貴の責任だから」とふんわり微笑んだ。
「……なぁ、○○の匂い嗅ぎながらしていい?」
「俺じゃなくて○○に言えよ」
「え、……い、いいけど」
「やった!」
「変なところ嗅がないでね」
「嗅がない嗅がない!」
竜胆は嬉しそうに私の首元に顔を埋め、すううっと深く息を吸い込んだ。
そうするとすぐに彼のおちんちんが一回り大きくなる。堪らない、といった様子で息を吐き、天を向く竿を自分の手で擦り始める。
「ふっ……○○の匂いヤッバぁ……♡ もう、すぐ出るッ……!」
私と蘭さんが「もう?」「早」と呟くと、竜胆は「ああっ! イくイくっ……出る……!」と言いながら呆気なく射精した。……私のお腹に。
「きゃっ!」
「あらら」
蘭さんが顔色変えず呑気に「大量だねぇ」と言いながらティッシュで拭いてくれる。
竜胆のおちんちんは……なんと、射精したばかりだというのに未だガチガチに勃起したままだった。
肩を息をし、顔を上げた竜胆は恍惚とした表情をしている。
「ぁ……♡ ごめん、オレまだ出そォ……ッ♡」
「げ、げんきだね……」
「コイツこんな短時間で続けて出せんのスゴいよな。俺もイけなくはないけど流石にもーちょい時間かかるわ。若さか?」
「ひとつしか違わないでしょキミたち……」
「あっ出るっ♡ 今度は○○の胸に出すっっ♡」
「わぁあ!」
「げっ、こっちまで飛んできやがった」
私の胸に盛大に飛び散った精液は、私の後ろにいた蘭さんの体にもかかったらしい。二回目でこんな大量なこと、ある?
いくら何でも流石に、いい加減落ち着いただろう。一旦離れてほしくて「竜胆?」と声をかけると彼はおちんちんを握りながら涙声で呟いた。
「やばい収まんない……っ、もう一回、もう一回だけ……」
嘘でしょ。
「やべぇなコイツ。これから○○とするってのに三回連続オナニーは笑うわ」
「あっ! 蘭さ、何……ッ」
「ゴメンね。早く(竜胆のオナニー)終わらせたいからオカズになってあげて」
急に胸を触られた。彼は私の耳にキスしながら乳首の周りをくるくる円を描くように撫でてくる。
「っ、……! ○○……、兄貴に触られて感じてんの?」
竜胆が息を荒げながら尋ねてくる。
「なぁ、兄貴に乳首弄られて気持ちよくなってんのかよ……ッ」
「目の前にオレがいんのに」と悲しそうに言いながら……でも興奮しきった目を向けてくる。
「あ゛ー、クソッ!」
「ほらほら竜胆、このちっちゃくてかわいーい乳首にかけてやって」
「言われなくても……ッ」
「ああっ……! 蘭さ、だめぇっ」
「あ、ちょっとおっきくなった。ほら、ぷくって勃ってる」
「はぁっ、エッロ……ッ! くそ、兄貴の愛撫なんかで乳首勃たせやがって……!」
「なんかって何だよw」
「やぁっ、ちくびイヤぁっ」
「くっそ、出るっ、また胸に出すっ」
びゅるるっ、びゅるっっ
「ゃ、あっ……!」
「ア゛……ッく、っ! 出てる……ッ!」
「あー、またかかった……」
蘭さん、私の胸を触ってたから今度は自分の手にかかったらしい。
竜胆は私の胸を真っ白にして、満ち足りた顔をしている。
「三回目とは思えねぇほど多いな。オナ禁後でも多分こんな出ねーぞ」
「でも……はぁ、やっと落ち着いてきた」
「おせーよバカ」
「うう、ねとねとする……」
「ああ、今拭いたげるね」
「オレがやるっ!」
ティッシュを手に取り「ゴメン、今綺麗にするからな♡」と言いながら胸にかかった……いや、かけた精液を拭いていく竜胆。物凄い嬉しそう。絶対悪いと思ってないよね?
ジト目で睨むと目が合い、何を勘違いしたのか、チュッ♡と可愛らしい音を立ててキスしてきた。
「○○、かわいい」
……頬を染めながら、本当に愛おしそうなものを見る目で言ってくるので照れてしまう。こういうところ、ホントずるいと思う……。
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