…短冊、書けたんだけどさ
コレってどうするの?吊るすの?
(うん。本来は笹の葉に吊るすんだけど、今日はこのオモチャの笹に吊るそうか)
蘭「うわ、竜胆のやつ俺が思っていた通りのこと書いてやがる。オモロ」
見んなよ!つか予想してんな!
そういう兄貴はどんなこと書いたん……ゲッ
蘭「なんだその反応。傷つくからやめろ」
(わぁ、蘭さんのお願い事ステキだね!)
蘭「だろ〜?さすが○○さん、分かってるぅ♡」
えぇ!?○○○○っ、オレのは!?
(竜胆のも……う、うん。いいんじゃないかな)
蘭「反応薄w」
…しかもちょっと引いてね?
蘭「ちょっとキモいっつーか怖いもんな、お前の願い事。鬼気迫るものを感じるわ」
はぁ!?どこがだよ!
オレは真剣なんだけど!?
蘭「ねーねー、○○さんはどんなこと書いたの?見せて」
(私?私のはこれだよ)
(『二人のお願い事が叶いますように』…と書かれた短冊を覗き込む蘭と竜胆)
竜「…」
蘭「…なんか、俺今ちょっと泣きそー…」
竜「オレも…」
蘭「俺ら自分のことばっかりで恥ずかしいな」
竜「うん…」
蘭「○○さん、やっぱオトナだ。かっけー」
竜「控えめに言って超スキ」
(「カッケー」「好き」と言いながら二人とも私の頭を撫でたり抱きついたりしてくる。
…ちょっと暑い)
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