はは、竜胆早ぇ…

(弟を見て笑う蘭さんの額には汗が浮かんでた。激しい動きではなく、緩く抜いているだけだけどちゃんと感じてくれているみたい。
そうしているうちに、彼が私の手の上に自分の手を重ねてきた)

○○さん…ちょっと手、このままにしておいてね

(そう言って自身のモノを抜き始めた。彼が手を動かす度に、じゅぷっ、ぐちゅっ、といやらしい音が鳴る。蘭さんは気持ち良さそうに目を細めて、白い肌を紅潮させている。
それにしても蘭さんの本当おっきいなぁ。竜胆のも小さくはないけど…。やっぱり背が高いからかな?

そんなことを考えていると「○○」と名前を呼ばれた。声の主に目をやると、蘭さんとよく似た紫色の目の男がこっちを見ていた)

竜「ごめん…もう一回、いい?」

(はっとした。一度射精して萎えつつあった竜胆の陰茎が、いつの間にかまた大きくなっている。蘭さんには「早い」と言われてたけど、もしかしてその分回復するのも早いのだろうか。
私は「いいよ」と簡単に答えて蘭さんのと一緒に大きくなった竜胆のモノも抜き始めた。二人とも息を乱して気持ち良さそうにしている。
竜胆は「カリ擦って」とか「裏筋舐めて」とか結構細かく色々注文してくるけど、蘭さんは私の手を使って黙々と自分のを扱いている。こういうところでも性格が出てる気がする)

…ん、…も、イくかも

(蘭さんがぽつりと呟いたのが聞こえたので私は竜胆の時と同じように彼の陰茎に顔を近づけ、先端をやわく咥えた)

えっ…○○さん、いいの?

(焦ったような声が頭上から聞こえたので、返事をする代わりにコクコクと小さく頷いた。
そうすると蘭さんは私の頬に空いていた手を添え、少し前屈みになる。「…っ、ごめん」と一言呟いて、溜まっていたものを口内に吐き出した。本日二回目の精液。独特な味にもニオイにも少し慣れてきた。

生温かい白濁液をゆっくり飲み込んでいく。蘭さんは口内のものをすぐに引き抜いてくれて「ホントに大丈夫?」と、私の背中に手を当てて気遣ってくれた。
私が「大丈夫。ほら、全部飲めたよ」と口を開けて証拠として見せたら、彼は眉を寄せて自分の唇をきゅっと噛んだ)

…バカ、そういうことすんなよ。また勃っちまうだろ

(それともわざと?と言われたので「いや、そんなことは…」と返そうとしたら隣から「あ゛ぁ…ッ」と苦しそうな声が聞こえた。何事かと思って振り向く)

竜「○○、でる、また出る…ッ!」

(「こっち向いて、そのままでいて」と言いながら私の後頭部に手を添えて固定すると、すぐ目の前でパンパンに膨れ上がった自身を抜き始めた。あんまり激しく擦るものだから先走りが私の顔にまで飛んでくる。嫌じゃないけどあんまり気分のいいものではない。
両目を瞑って耐えていると、頭を押さえている手にぎゅっと力が篭る気がした。そろそろイく合図だろうか。そう思いながら口を開けて、さっきと同じように先端を咥え込もうとすると…)






あ゛、ぁ…! 出る、出…、ッぐ、ぅ…!!

(!?)

蘭「あッ、おいバカ!」

(びゅるっ、ぶびゅっ、と生温かい液体のようなものが顔面に降ってくる。いや、それの正体はもう分かりきっているのだが。
でも目を開ける寸前で良かった。この勢いだったら確実に入ってしまっていた。そう思うほど彼の射精は激しく、量も多いように感じる。二度目なのに。

射精しながらビクビク震えるおちんちんを、ぬちゃ♡ぬちゃ♡と頬やら額やら唇やら、顔中至るところに押しつけてくるせいでもう顔全体が精液塗れだ。なんてことをするんだ。もう抜いてあげないぞ。
そんな私の思いを知らず「はっ、○○かわいい♡可愛い可愛い可愛い…っ♡うっ、まだ出る…♡」と心底気持ちよさそうに喘ぐ竜胆)

○○、くち開けて…♡

(素直に口を開ければ、かぽ、と先端を突っ込んできて「まだ残ってるから、全部吸い取って…♡飲んで♡」と自分で手淫しながらぐいぐい腰を押しつけてくる。尿道に僅かに残った分を絞り出すように、根元からゆっくり、けれど強めに擦り上げると、残っていた少量の精液が最後にピュピュッと出てきた。彼はその刺激にも快感を拾って「ゥ、ゔっ、」と声を漏らす。先っぽをぺろぺろ舐め回して掃除する私の頭をかき抱き、髪の毛をくしゃくしゃにしながら荒い息を繰り返す。

…今度こそ、やっと終わった)


ちゃんと抜いてあげるから1